Synergy という、バックグラウンドにクライアントを立ち上げておくと、クライアントの動作しているマシン間でマウスとクリップボードを共有できるソフトウェアがあったのだ。 2011 年までは普通に使っていたのですが、確かそのあたりで有料化したので使うのをやめた記憶があります。 今見たら、 COVID-19 のために一時的に無料化?しているようでした。
Logicool Flow が (覚えている限り) これと同じ動作をしたので、「やるじゃん」という感じだったのでお気持ちをしたためておく。
ググるとわりと評価がよくない
評価が芳しくない記事が表示されるので、これはヤハりだめなやつか? と思ったのですが、 開発用の MacBookPro で使用している M570 (t 付きではない発売直後のモデル) がついに右クリック認識しなくなり、何年持ったんだ……? という感じだったので、買い換える前にダメもとで試してみっかーというお気持ちでした。
これまた発売直後に購入した MX Ergo を、画面左 Windows (母艦)・画面右 MacBookPro (連携先) として設定してみました。 初期設定では、画面端に移動すると別のマシンへマウス制御が移り事故が多発したので、CTRL クリックで明示的な動作をしないと制御が切り替わらないようにしてあります。 (画面端ってやつがわからんねんな……?)
反応はどうか
Flow 有効化した PC を同一ネットワーク ( 192.168.0.0/24
とかそういう意味だと思われる) に配置することで認識するのですが、1K のお部屋の以下条件下で利用しています。
- 母艦
- Uniflying
- MX Ergo に付属していたレシーバを利用
- 有線 LAN でルータ->ハブと繋ぎ、ローカルネットワークはギガビット通信
- CPU: i7-6900k, RAM: 32Gbyte
- 連携先
- Uniflying
- M570 に付属していたレシーバをそのまま流用
- 無線 LAN でルータに直接 11ac 接続
- Retina 2019 model(Thunderbolt 2port), RAM: 16Gbyte
マシンをまたぐとき稀に体感できる引っ掛かりがありますが、だいたいの場合において感じられるストレスはありません、Windows 側で録画エンコしながら、Xcode でビルドぶん回してる MacBookPro へ、お互いにスッと切り替わる感じ。 Synergy も当時はわりとパッと切り替わってスゴイーと思ったものですが、遜色ないですね。 しかし、いずれのマシンも仕事の都合上それなりスペックなので、低スペマシンだとどうなるかわからないです……。 多分切替時に引っかかるんじゃないかなあ。
まとめ
出た頃はボドボドだったと思われる記事 (日付みたら一年以上前のものがほとんどだった) が見受けられましたが、実際利用してみた所、少なくとも自身の利用環境では酷評するような動作ではありませんでした。 最悪見失ったら MacBookPro 本体にトラックパッドついとるしな。 普通ならここであまぞんとかの商品リンクが出てくると思うのですが、アフィ欲しいわけでもないので、商品自体は各自探してください。 ヨドバシとかビックカメラとか実店舗最強。
疑問
まとめのあとに疑問ってなんだよ、という感じですが。 これ連携先 (つまり二台目) の Logicool Options にマウス登録するとき、利用していないプロファイル番号 (僕の場合は 1 を Windows で利用していたので、2 を選択した) に切り替えてから、マウスの電源を切って Logicool Options を起動してマウスの電源再度入れて、ってして Logicool Options にマウス認識させるのですが、別に Flow 使わなくてもマウス自体のハードスイッチでプロファイル切り替えれば別々のマシンで切り替えて利用できるんですよね。 たぶん Flow 使う最大の利点は、ハードスイッチ押さなくてもシームレスに切り替えれる、クリップボードが共有できる、だと思うのですが、それぞれ異なる業種の仕事で利用するマシン間の共有なので、僕はクリップボード共有切っちゃったんですよね。
あれ、 Flow 使わなくてもよかった……?😂
追記 2020/07/20
よーくマウス見てたら Flow 設定したマシンの間をまたぐ時に、マウスのプロファイル番号の点灯が切り替わってました。 Flow はいちいちハードボタン押してプロファイル切り替えるのを勝手にやってくれる的な動作だったんですね!
クリップボード共有しないなら、ますます Flow なしでハードボタン切り替えでいい気がしてきた。