AR ホームベーカリー

オイラのアウトプット用ホームベーカリー!

仮想化とかコンテナのたとえを個人的に現代的に消化しようとしてうんちでた

うんちしてたら考えがまとまってきたので。

物のたとえ

最近「IT分野をなにかにたとえるのは無理では? 概念だろうとなんだろうと◯◯は◯◯、でいいのでは」という気になっており、例えるのは説明側のエゴというかよほど好適な例でないと学習の阻害になる (喋る側と聞く側で知識の差があるので、ギャップを埋めるために一方的にアウトプットしている) と感じている。

これはいわゆる同業種間での感じで、もちろん他業種や toC でお話する時に、相手の知識や立場にたった物のたとえが悪いということではない。

サーバー=家、という例えのお話です

よく挙げられるたとえとして、「サーバーは家 (部屋) !」みたいなのがあるけど、ここを雑に表現してしまうと、続くコンテナ環境とか説明しづらいよな、と思ったので個人的に整理をしていた。

まずサーバー=家、が成り立つのはコンテナという概念が発生する以前で、それこそ仮想サーバーなんかが流行った後は、「一戸建てと賃貸!」みたいな方便も生まれたけど、そういう整理を兼ねている。 で、個人的には以下のような関係かなあ、と整理した。

例え 現実の単位
国家 運営会社
国土 データセンター
(借地権) 土地 ラック
一戸建て (ラックマウント≒物理占有) サーバー
賃貸マンション 仮想サーバー
部屋 コンテナ
ソーシャルマンション サーバレスコンテナ環境

AWS (東京リージョン) を例にすると以下のようになる。

例え 現実の単位
国家 AWS
国土 リージョン (ap-northeast-1)
(借地権) 土地 アベイラビリティーゾーン (apne1-az1,2,3,4)
一戸建て EC2 (ハードウェア占有インタンス)
賃貸マンション EC2, LightSail
部屋 ECS on EC2
ソーシャルマンション ECS on Fargate

あまり適切ではなかった

書いてて思ったのは、サーバー=部屋概念ありきで広げていくとあまり好適ではないな、という感じでした。

たとえの中に土地 (借地権) の話入れているのは、たとえが必要な層には直感的に伝わりづらい気がする。 AWS という前提がもう賃貸じゃん、ってなるんで。 その中にハードウェア占有インスタンス、みたいな更に困る話があるのがアレ。 まあ今回はしめしめと記載させてもらいましたが。

これ、うんちしてる時に「コンテナが部屋なのはいいけど、じゃあ Fargate とか基盤部分構築しないヤツを部屋、と呼んでいいのか……? ううーん」というのを悩んだ結果「そうだ共用部は運営会社メンテナンスで部屋だけ占有するソーシャルマンションがあるじゃん!(ブッチブリリリ!」となったので、脱糞の爽やかさで脳が焼かれた可能性はある。

日本人の家事情わかりてテスト

とはいえ、Sales なんかの分野の人が、ドメイン外の知識しか持っていない相手に対して「オンプレミス、自社所有は一軒家でここに借地権なんかの話と自分の持ち家メンテナンスの積立、マンションだと修繕費積立がありますし、賃貸マンションだったら借地権は考えなくてまあ大丈夫で、修繕積立なんかも家賃に入ってるか、共益費として設定されていますよね」みたいな、日本人は家を買うために仕事している、みたいなトコもあるので、ある程度の年齢のそういう層への説明としては刺さりやすいのかもしれない。

ある程度の年齢のそういう層、というのが、「決裁権を持っている人間」となるので暗黙的に壮年が対象だし、仮に若年層だとしても決裁権持ってるならある程度住環境へのコスト感は理解できる人のはずだよな、という期待があるので、やはりこれはある種、高等教育の勝利の部分あるよな、と個人的には思います。

自分向けの整理はそんな感じ! もっと良い例えがあったら教えて欲しい、ほならな!

おまけ

ap-northeast-1a とかの AWS 側からの正式なマップ名ってなんだっけ……APAZ? なんかちがうな、となって調べていて、以下のクラスメソッドの記事が出てきたんだけど、一瞬「あれウチのマッピングと違う気がする?!」となって、本文読んでて混乱してしまった。

dev.classmethod.jp

マッピングはランダムであり以下の図のようにAWSアカウントごとにAZのコードとAZ IDのマッピングは異なる場合があるため、注意が必要です。

文中にこのように書いてある。

んだけど、以下のような書き出しなので、いわゆる主語がデカイというヤツを暗黙的に食らってしまいそうになる。

アベイラビリティゾーン「apne1-az3」とは? アベイラビリティゾーン「apne1-az3」は、最近発行されたアカウントでは利用できない古いアベイラビリティゾーン(以下AZ)です。

全体的に「マッピングは決め打ち」と誤読しそうになるので、クラスメソッドくんでもこういう書き方になる時があるんだな、気をつけよう、という気持ちになるのだった。

AWSゥ!

まずおまんがまともな文章書きよればこげんこつならんとよ! 「リファレンスは英語です!」と言っていても、その英ドキュメントもロクでもねえので、本当……という感じ。