docker-compose の中に MONGO_URL
が書いてあるのに .env に記述があって「あぁ〜ん?」ってなったので、棚卸しを兼ねて確認してみた。
記述について
.env.default
と errbit/docs/configuration.md の記述順で相違があるため、 .env.default
の記述順に寄せてあります。
後半は力尽きて翻訳そのまま。
.env.default に記述のある項目
項目名 | デフォルト (.env.default ) 値 |
解説 |
---|---|---|
ERRBIT_HOST | errbit.example.com | Errbit のホスト名、リンクに利用される |
ERRBIT_PROTOCOL | http | Errbit のプロトコル、 http か https のどちらか |
ERRBIT_PORT | なし | Errbit の動作ポート、特定ポートで動かしたい時に指定する? |
ERRBIT_ENFORCE_SSL | false | Errbit の通信をすべて https に強制する |
CONFIRM_RESOLVE_ERR | true | ドキュメント、 /config/load.rb 、いずれにも存在しない |
ERRBIT_CONFIRM_ERR_ACTIONS | true | エラーの対処時に確認ダイアログを表示する |
ERRBIT_USER_HAS_USERNAME | false | ユーザ名の利用を許可する、デフォルトは true とのことだが .env.default では false のため相違がある |
ERRBIT_USE_GRAVATAR | true | Gravatar の有効化 |
ERRBIT_GRAVATAR_DEFAULT | identicon | Gravatar 有効化時のアイコン、 identicon は電子メールのハッシュに基づく幾何学模様とのこと |
ALLOW_COMMENTS_WITH_ISSUE_TRACKER | true | ドキュメント、 /config/load.rb 、いずれにも存在しない |
SERVE_STATIC_ASSETS | true | アセットを Rails から提供するか否か Rails の RAILS_SERVE_STATIC_FILES とは別っぽい?ので、それぞれ設定をあわせる必要がありそう |
SECRET_KEY_BASE | f258ed69266dc8ad0ca79363c3d2f945c388a9c5920fc9a1ae99a98fbb619f135001c6434849b625884a9405a60cd3d50fc3e3b07ecd38cbed7406a4fccdb59c | Rails の secret 設定 |
ERRBIT_EMAIL_FROM | 'errbit@example.com' | メール送信時の From アドレス |
ERRBIT_EMAIL_AT_NOTICES | '[1,10,100]' | 同じエラーが発生した際、メール通知するための閾値[0] を指定すると毎回メール通知を行うこの設定は Errbit 全体に適応される |
ERRBIT_PER_APP_EMAIL_AT_NOTICES | false | ERRBIT_EMAIL_AT_NOTICES を利用せずに、WebUI からアプリケーション毎にメールの通知閾値を指定する |
ERRBIT_NOTIFY_AT_NOTICES | '[0]' | 同じエラーが発生した際、通知用アプリケーションへ通知するための閾値[0] を指定すると、毎回通知用アプリケーションへ通知を行う |
ERRBIT_PER_APP_NOTIFY_AT_NOTICES | false | ERRBIT_NOTIFY_AT_NOTICES を利用せずに、WebUI からアプリケーション毎に通知アプリケーションの通知閾値を指定する |
MONGO_URL | 'mongodb://localhost' | mongoDB の接続文字列 URL デフォルトでは mongodb://localhost/errbit_<Rails.env> とのことで .env.default と相違がある |
ERRBIT_LOG_LEVEL | info | ドキュメントに存在しないが /config/load.rb に存在するので、何ィ……? |
ERRBIT_LOG_LOCATION | STDOUT | ドキュメントに存在しないが /config/load.rb に存在するので、何ィ……? |
GITHUB_URL | https://github.com | Github の参照先 URL、 Github Enterprise を利用している場合はこの値で参照先を変更する |
GITHUB_AUTHENTICATION | true | OAuth 経由の Github サインインを許可する |
GITHUB_API_URL | https://api.github.com | Github の API 参照先 URL、 Github Enterprise を利用している場合はこの値で参照先を変更する |
GITHUB_ACCESS_SCOPE | '[repo]' | ユーザーが github 経由でサインインするときに要求する OAuth スコープ |
GITHUB_SITE_TITLE | GitHub | GitHub に使用するタイトル この値は、GitHub を参照するときに Errbit UI に表示したい値です |
DEVISE_MODULES | '[database_authenticatable,recoverable,rememberable,trackable,validatable,omniauthable]' | |
GOOGLE_AUTHENTICATION | true | OAuth 経由の Google サインインを許可する |
GOOGLE_SITE_TITLE | Google で使用するタイトル この値は、Google を参照するときに Errbit UI に表示したい値です |
.env.default に記述が無いがドキュメントに存在する項目
項目名 | デフォルト (.env.default ) 値 |
解説 |
---|---|---|
ERRBIT_ADMIN_EMAIL | なし | 初期管理者のメールアドレス、デフォルトは errbit@errbit.example.com |
ERRBIT_ADMIN_PASSWORD | なし | 初期管理者のパスワード、デフォルトはランダム生成なので rake db:seed の出力を見ろとの事 |
ERRBIT_ADMIN_USER | なし | 初期管理者のユーザ名、デフォルトは errbit |
ERRBIT_PROBLEM_DESTROY_AFTER_DAYS | なし | (rake errbit:clear_outdated 実行後に) エラーを保持する日数、デフォルトは nil (off) |
GITHUB_CLIENT_ID | なし | Github アプリケーションのクライアント ID |
GITHUB_SECRET | なし | Github アプリケーションのシークレットキー |
GITHUB_ORG_ID | なし | Github 組織の ID 設定すると、Errbit は、ユーザー アカウントを持たずに Errbit にサインインする Github 組織内のユーザーのユーザー アカウントを作成します |
GOOGLE_AUTO_PROVISION | なし | OAuth 経由でサインインした後の自動アカウント作成を許可する |
GOOGLE_CLIENT_ID | なし | Google アプリケーションのクライアント ID |
GOOGLE_SECRET | なし | Google アプリケーションのシークレットキー |
GOOGLE_REDIRECT_URI | なし | アプリケーションのリダイレクト URI デフォルトは the HTTP location of ERRBIT_HOST とのこと |
GOOGLE_AUTHORIZED_DOMAINS | なし | サインインが許可されているアカウント ドメインのカンマ区切りのリスト (GOOGLE_AUTO_PROVISION が true に設定されている場合に設定することをお勧めします) |
EMAIL_DELIVERY_METHOD | なし | :smtp または :sendmail (Errbit による電子メールの送信方法に応じて) |
SMTP_SERVER | なし | 送信 SMTP メッセージのサーバー アドレス |
SMTP_PORT | なし | 送信 SMTP メッセージ用のサーバー ポート |
SMTP_AUTHENTICATION | なし | SMTP 接続の認証方法 (http://guides.rubyonrails.org/action_mailer_basics.html#action-mailer-configuration を参照) |
SMTP_USERNAME | なし | SMTP 認証のユーザー名 SENDGRID_USERNAME を設定することもできます |
SMTP_PASSWORD | なし | SMTP 認証のパスワード SENDGRID_PASSWORD を設定することもできます |
SMTP_DOMAIN | なし | 送信 SMTP メッセージに設定する HELO ドメイン SENDGRID_DOMAIN を使用することもできます |
SMTP_ENABLE_STARTTLS_AUTO | なし | SMTP サーバーで STARTTLS が有効になっているかどうかを検出し、その使用を開始します |
SMTP_OPENSSL_VERIFY_MODE | なし | TLS を使用する場合、OpenSSL が証明書をチェックする方法を設定できます これは、自己署名証明書やワイルドカード証明書を検証する必要がある場合に非常に便利です OpenSSL 検証定数の名前 ('none'、'peer'、'client_once'、'fail_if_no_peer_cert') を使用できます。 |
SENDMAIL_LOCATION | なし | sendmailへのパス |
SENDMAIL_ARGUMENTS | なし | sendmail のカスタム引数 |
DEVISE_MODULES | なし | 有効にするモジュールを考案する デフォルトは [database_authenticatable,recoverable,rememberable,trackable,validatable,omniauthable] とのこと |
ちなみに
- ドキュメントに存在しないが
/config/load.rb
に存在する - ドキュメント、
/config/load.rb
いずれにも存在しない
みたいな、メンテわすれ……? みたいなヤツがいくつか存在する。
また、Ruby 2.7.6 + Rails 5.0.7? なので、バージョンアップしないと結構まずくて、しかし公式でそのあたりが止まっているのでヴェーッっとなっている。