元々 .com をサービスドメインとして運用していたのだけど、新しく .jp を生やそう! となり、Route53 でドメインを買おうとしてめっちゃ失敗した
引っかかったトコ
住所 2 が長すぎた。

こんな感じだった
例えば 東京都千代田区1-1-1 めっちゃ例題に採用されるビル シェアオフィスサービス 114F 514号室 だと、マネジメントコンソールで素直に入力すると以下のようになる。
| key | value |
|---|---|
| 住所 1 | Chiyoda-ku 1-1-1 |
| 住所 2 | No514, 114F, Share Office Services, meccha EXAMPLE ni saiyousareru Building |
| 国 | Japan |
| 州/地域 | Tokyo (実際にはセレクトボックスで選択するので 東京 になる) |
| 市区町村 | Chiyoda-ku |
このような状態で申請すると、以下のように Failure!! と言われる。

We weren't able to register the domain name. This happened for the following reason(s):
The contact information provided for contact types admincontact, ownercontact, billingcontact, techcontact are invalid or does not meet registry requirements. Verify all contact details including name, address, phone number, and identification fields are correctly formatted and resubmit.ほんやく
ドメイン名を登録できませんでした。 これは以下の理由により発生しました。
管理者連絡先、所有者連絡先、請求担当者連絡先、技術担当者連絡先として提供された連絡先情報は無効であるか、レジストリの要件を満たしていません。氏名、住所、電話番号、識別情報を含むすべての連絡先情報が正しく入力されていることを確認し、再度送信してください。
原因がわからない
このメッセージだけだと何が原因か分からない。 ググってみると、以下のように「アカウントの状態によってはドメイン購入が暗黙的にロックされている時がある」とのことで、しょうがねぇな〜とサポートに問い合わせを投げた。
ちなみに最近マネジメントコンソールから開けるサポートの UI が変更されて、一発でケース作成できず AI くん問い合わせフォームしかなくてキレそうになっていた。 いうて Basic サポートなので文句を言う権利はない、と言われたら頷くしかねえんだけど。
AI くんが返事をしてくる
爆速で返事きたな〜、とメールボックスを見ていたら AI くんからの返事だった。 内容としては以下の様子だった。
DOMAIN 登録連絡先情報検証の問題
すべての連絡先タイプで無効な連絡先情報を示すエラーメッセージに基づくと、この問題はレジストリ検証標準を満たす必要がある連絡先データフォーマット要件に関連している可能性があります。 以下略
だいたい上記の通りで、「う〜ん」という感じだったので改めてサポートケースに「原因がわからねえから、失敗しているフィールドとエラー自体を教えてくれ」と連絡した。
中の人が返事をしてくれた
数日で返事が来て、711 Beyond maximum characters; PostalAddress2 つまり住所 2 のフィールドが長すぎるので短くせい!というのを教えてくれた。
マネジメントコンソール的にはバリデーション大丈夫だったので、AWS でいい感にやってくれるのかな、と思っていたのでちょっと意外だった。
言われてみれば確かに .com とか .org とかお安めのドメインはだいたい何入れても通してくれるけど、という感想しかなかったのだった。
短くする
元の住所はこう!
| 住所 2 | No514, 114F, Share Office Services, meccha EXAMPLE ni saiyousareru Building |
これを以下のように短くした。
| 住所 2 | 514, 114F |
オプションなので地番まで入力できていれば良い、という話だし、そもそも会社だと会社名を記入するしで、ざっくばらんに短くしても申請は通る模様だった。
ということで
無事に買えました。

よかったよかった。
ググっても類似の症例が出てなかったので、こういうパターンもありますってことでお一つ。 AWS くんがエラーメールにメッセージ書いてくれるのが一番なんすけどね。
ちなみに
AWS の一部ドキュメントだと City に State も入力しろ、と書いてある。 Chiyoda-ku, Tokyo みたいな具合にしろってことですね。
これやったんだけど、結局 JPRS へ送信される情報からは削除されるっぽくて、whois で引くと以下のようになる。
[住所] 東京都Chiyoda-ku, 以下略
AWS くん……。
WHOIS 公開代行
ちなみにちなみに、AWS で jp ドメインを買うと WHOIS 公開代行 (AWS ではプライバシー保護と呼ばれている) が利用できません。
AWS で jp ドメイン買うのはだいたい会社ベースだと思うんですが、もし WHOIS 隠したい場合は、素直に国内のレジストラで購入して Route53 の NS に向けるのがよさそうです。
おまけ
Route53 で .jp ドメインを買う
難しいことはなく、マネジメントコンソールから Route53 > ドメイン > 登録済みドメイン > ドメインを登録 と遷移していけば、だいたいのレジストリと同じく検索ボックスが出てきます。 取得したいドメインを検索して、空いてれば値段が出てきます。


.jp ドメインがけっこう高い
ccTLD を国外の事業者で買おうとしているから? なのかと予想しているのですが、Route53 で買うと $54、AWS 税考慮すると、購入 1 万円・更新 1 万円くらい? とバチクソに高いです。
お名前ドットコム
サービス維持調整費とかいうサーチャージを含む金額だと以下。

ちなみに 0 円なのは初回限定のキャンペーンらしく、普通に買うと以下の通り 2000 円しないくらいです。
「(ローマ字).jp 0円(1,860円)」「(日本語).jp 0円(1,160円)」
ムームードメイン
サービス維持調整費を含む金額に変更できなくて、UIが明確にお名前ドットコムに負けてて意外だった。
ローマ字ドメイン新規取得がお名前ドットコムの半額。

下記のご請求金額に対し、一定割合の「サービス維持調整費」をいただきます。
ドメインを買う時の情報
前述の購入対象ドメイン名の他に、whois へ登録する公開情報を記入する。 冒頭に書いたけど今回はここで躓いた。
追記
忘れた頃に以下のようなメールが飛んできた。

メールの本文は以下の通り。
Dear registrant or prospective registrant,
Due to the requirements under the ICANN Registrar Accreditation Agreement we are required to confirm the validity of the email address provided for the domain name registration application or contact creation.
The domain(s) listed below were registered/updated with your e-mail address in the domain owner contact. It is now mandatory that you confirm the accessibility of your email address.
Verification required until / Domain Name
YYYY-MM-DD hh:mm:ss ${購入したドメイン名}
You will only have to do this once for each email address used.
Please click on the following link to confirm that you have received this email and to validate your email address:
<http://emailverification.info?trigger=なんか謎の識別子&email=UUID みてえな識別子@contact.gandi.net>
If the above shown link should be broken please proceed to
http://emailverification.info
And enter your personal validation token into the form field:
trigger =なんか謎の識別子
Please note that in case you do not validate your email address, we are required to suspend your domain name registration(s) using these contact details no later than:
Thursday June XX. YYYY hh:mm:ss UTC
After the suspension date you can always re-activate your domain name(s) by confirming the address as described above.
IMPORTANT NOTE:
If you do not carry out this confirmation, the domain registration guidelines prescribe that the status of your domain(s) mentioned above is changed to "on hold"; consequently your domain(s) can not be reached anymore.
Thank you very much for your cooperation!
Best regards,
Your ICANN Accredited Registrar
現代においてこれほどまで清々しいスパムもねえな! 公開連絡窓口かくせないししょうがないか〜、とスルーしていたのだけど、同じ内容で「Final!!」とか言い出すので、「これもしかしてマジもんか? けど .jp 買ったんだし ICANN じゃなくて jprs が連絡してくるべきじゃねえか……?」と訝しみながら調べるなどしていた。
最後はあまりに怪しすぎて X で検索した結果、言及している人が観測できて「はえ〜……ファッ?!」という声が出てしまった。 横転しているのが私です。
https://x.com/search?q=emailverification.info%20lang%3Aja&src=typed_query&f=top
ということで本文中のリンクを踏んで、アメリカナイズドされた reCAPTCHA に一度「おまえロボットだろ」疑惑をぶっかけられながら、認証したのだった。
ちなみにこれ認証するページもひどくて、以下のように味も素っ気もない bootstrap3 で作ったようなサイトが表示される。

用途と目的が一瞬で理解できるのは良いんだけど、導線含めてあらゆる点がもう「スパムです!」という主張が強すぎて、未だに信じられないでいる。
もうちょっとお金かけてもこれバチが当たらないと言うか、せめてドメインだけはそれっぽいの使ってくれないかな、という気持ち。 .info て、いや info ドメインは悪くないんだけど。
という感じで、もし同じような困惑を経験した人の参考になれば。