システムドライブ用の SSD を PCIe4 に変更しよう、と思って以前購入していた覆面 SSD に入れ替えた。 内容はクローンすればいいかあー、と思っていたんだけど、今どきはみんなフリー配布やめたんすねえという感じであった。
EaseUS Todo Backup Free 使おうと思っていたのだけど、いつの間にか Free 版はクローン機能が削除されとったし。
という訳で、購入した覆面 SSD も過去に購入した各種 SSD も OEM ツールバンドルされておらず対象でもなく困ったな……、と思っていた所以下を見つけた。
名前聞いたことがない製品だったのだけど、解説している記事を見つけたので利用してみることにした。
起動できない
サッとクローン作成されて、とりあえず以下の状態になった。
NVMe 0_1 | NVMe 1_1 |
---|---|
コピー元システムドライブ | コピー先 |
0_1 と 1_1 を物理的に入れ替えて、無事起動成功!ヨシ!
ここで旧 NVMe 0_1 をフォーマットして OS 再起動するとなぜか起動せず、ブルースクリーンが表示されるように。
オイオイオイオイ、終わったわ。
インストーラを回復に使う
UEFI ではブートローダーが認識されているが、起動はできない……ううーん仕方ない、という感じで Windows の回復 (リカバリーモード?) をためそうと思うも、 Windows11 のシステムに Windows10 の OEM ディスクで回復して大丈夫なのか? というかディスク行方不明だよ……となる。
その後、仕事用の MacBookPro で泣きながら Windows11 の iso ダウンロードと USB インストーラを作成したのだが、どうやら NTFS で USB インストーラをフォーマットしていないとダメっぽく。 macOS と dd を利用して FAT32 で作った USB インストーラは認識しなかった。
結局 modernIE 環境を保持していたので、これでインストーラ作成ウィザードをダウンロード、改めて USB ディスクを NTFS フォーマットしてインストーラを仕立てた。
なおこの時 VirtualBox を利用していたのだけれど、 USB 2.0 しか認識されていない状態だったのでアドオン入れたりなんだりでかなり苦労してしまった。
ブート領域の復元
作成した USB インストーラから Windows の起動画面に入り、コンピューターを修復する > トラブルシューティング > コマンドプロンプト を起動する。
起動したコマンドプロンプト内で diskpart
を実行し、 list volume
から復旧対象のシステムドライブと現在の USB ブートドライブのドライブレターをそれぞれ調べる。
自分の環境ではシステムが C、 ブートが F だったりしていた。
ウェブ上ではブートドライブ C:\WIndows
として記載されている例ばっかりで、うまいこと実行できず気付くまでめっちゃ詰まった。 複数存在した SATA -> NVMe の順番でドライブが認識されていたのが原因っぽい。
BCD ファイルの再作成
diskpart
を抜けてコマンドラインに戻り、システムドライブに移動してから、 BCD ファイルを再作成。
前述の通り、復旧対象のシステムドライブが C、現在の USB ブートドライブが F 。 F:\Windows
の内容を元に C ドライブに BCD ファイルを再作成する。
cd C: bcdboot F:\Windows /l ja-jp
これで無事復旧できて、クローンした SSD も利用できるようになった。 いやーよかったデータロストは避けれた。
おまけ
その後掃除していたら、説明書を整頓するバインダーから EaseUS Todo Backup Free 12 の光学メディアが出てきて「オウ……」となった。